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韓国との歴史認識の共有は可能かを探る
by 699yabuhebi


ことしは檀君が国を開いてから4339年目ですね。

 「半万年」まで、あと661年あります。

 ところで、檀君建国説話は、13世紀の平壌地方の説話集『三国遺事』に初めて書かれたものです。中国の史書にはまったく檀君の記述はありません。

  韓国人は「むかし話」「神話」「つくり話」と「歴史」との区別をまずつける必要があると思います。歴史は事実をもとに考えていく学問だからです。

 『三国遺事』は歴史書ではなく、13世紀の仏教僧侶一然が「つくり話」を集めたものです。それを歴史として扱う韓国政府がそもそも非常識すぎます。
 そのことに対し、IQが高いと自負する韓国人は抗議しなくてはならない。

 しかも、国定の歴史教科書には紀元前10世紀の琵琶形銅剣を、紀元前24世紀の檀君建国の証拠だと主張しているのです。ちょっと賢い子どもならば、こんな嘘は見破ってしまいます。
 こんな歴史を教わる韓国の子どもたちはたいへん可哀想です。
 最初から出鱈目と捏造が書かれている教科書を誰が信用するでしょうか。

 檀君朝鮮に関する資料は13世紀以前には遡れません。例えば1123年に高麗を訪れた中国人(宋からの使臣)徐兢の見聞記 『宣和奉使高麗図経』「建国」の章に檀君に関する記述が全くありません。これは、高麗人自身檀君神話を知らなかった事の証明になります。

 もちろん、12世紀の半島最古の正史『三国史記』にも檀君の記事はありません。
 そもそも、朝鮮半島に暦法(Calendar)が伝わったのは7世紀ころだと見なされているのです。
 紀元前24世紀に国があり王がいて即位したなどということは荒唐無稽なつくり話以外の何物でもありません。韓国以外のすべての国でそう思われており、そのため、韓国人は韓国で歴史教育を受けたというだけで嘲笑と蔑視の対象になっているのです。


 韓国史で確実にさかのぼれるのは約400年続いた「楽浪郡」です。確かに漢の植民地ではありますが、史書にも詳細に記載され、それを裏付ける遺構や遺物はたいへん多いですから、その実在ははっきりしています。そしてまた、漢や魏による支配が衰えて、高句麗・百済・新羅が勃興したというのは理屈としてわかりやすい話です。
 百済は帯方郡にいた中国人の文化を引き継いだのです。
 中国には、漢からの亡命中国人衛満が「朝鮮」という国を建てて80年続いたという記録が確かにありますが、遼東半島につくった中国人の国であり、後世の朝鮮とは無縁ですし、また、衛氏朝鮮のことは遺跡や遺物ではまったく確かめられていません。

 百済や新羅の勃興以前の朝鮮半島が、馬韓、辰韓という小国家連合だったのに、それより何千年も前の石器時代に、檀君朝鮮が朝鮮と満州にまたがる大帝国をつくっていたなどということは、歴史の流れとしても、絶対にありえない想定なのです。

 韓国人よ、いい加減、夢から覚めましょうよ。
by 699yabuhebi | 2006-12-16 22:55 | 韓国史のはじまり
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