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「ならず者」か「重税」か。「親日」か「因循」か。
【韓半島1894-1910】「ならず者か重税か」「親日か、因循か」当時他に選択肢なんてなかった。
戦前の日韓併合期について振り返るとき、「日本人の罪」と「日帝の罪」を絶対に混同してはならない。本来なら歴史教科書の中でも書き分けが必要な筈である。 「ソルジャー・ブルー」の様に「騎兵隊によるインディアン虐殺」を主題とした映画があるせいで「アメリカ政府がインディアンを滅ぼした」と思ってる人が多いが、それは誤解である。実際に不法行為と掠奪でそれを行うのは主に「開拓地の無法性に引き寄せられた破落戸(ごろつき)達」で、騎兵隊はそれに対する原住民の報復が酷くなり過ぎた段階で討伐に立ち上がるに過ぎない。日本開国の折も諸外国の破落戸達が大量来日し、外国人裁判権が日本側にないのを利用して悪事を散々働いた事が記録に残されている。とはいえ日本の破落戸達も負けず劣らず悪辣で、日清戦争決着後の朝鮮半島においても沢山の悪名を残している。 --------------------------------------------- 日清戦争直後の895年、朝鮮駐在公使となった井上馨が見た『大陸浪人』達 (『朝鮮の悲劇(F.A.マッケンジー)』より) --------------------------------------------- 「彼らは、粗野、無礼ななだけでなく、朝鮮ちんぽ人を侮辱する。応対において粗暴で、些細な揉め事でも拳骨に訴えて事を処理する事を躊躇わず、相手を川に投げ込んだり、武器に訴える事さえ珍しくない。商人さえもしばしば乱暴者に変貌するので同罪であるが、商人でない者の乱暴狼藉ぶりは輪を掛けてひどい。その上彼らは自分達が朝鮮を独立させ、東学党を鎮圧したのであって、自分達に抵抗や不服従をあえてする朝鮮ちんぽ人は忘恩の徒であると言い立てるから始末に終えない」 -------------------------------------------- ジョージ・ケナン氏による『ニューヨーク・アウトルック』誌上における弾劾文(1905年) -------------------------------------------- 「韓国人は、遺伝と教育によって、その大部分がおおげさなもの言いをする人間か厚顔無恥の嘘吐きである。だから日本の非行に関する彼等の主張を受け入れる際にも独自調査や日本人自身の証言との照合が欠かせないが、それでもその証言の中に相当の真実が含まれている事は否定出来ない」 * この大前提を聞いた途端に以降の話の受容を完全に拒絶する頭脳しか持ち合わせてない韓国人は、自民族の尊厳を守る為に自らの手で抹殺すべきである。今この瞬間も韓国人は、その行為によって味方を急速に減らしつつあるという事を忘れてはいけない。 -------------------------------------------- 「最初の頃韓国に来た日本人は、たいがいが手っ取り早く富を得ようと考えており、その目的を達成する為には手段を選ばない様な連中だった様である。韓帝国の福祉やその政治への配慮など期待すべくもなく、監獄行きにさえならなければどんな行動でも許されると考えていたに違いない。彼等の多くは、まさに我々のうちあるものがインディアンの権利を扱ったのと同様の方法で彼等の権利を扱ったのである」 -------------------------------------------- 「次にやってきた日本人移民は、機会さえあれば原住民を騙しただけでなく、法的制裁のない事をいい事に個人的虐待を平気で行い力づくで彼等の財産を自分のものとした。もちろん日本当局はこういう事を認めず、それを防ぐために出来るだけの事をしたのだが、五、六万にものぼる多数の日本人移民が、アメリカのインディアナポリス州の2倍以上もあり、かつアラスカほどに交通機関の欠乏しているこの国の全土に散らばっているのに対し、それを取り締まる領事が半ダースもいない状況ではそれが取り締まりきれる筈など到底なかったのである。韓国人側虐待者は(通商条約により)彼ら自身の国の官吏による保護も彼ら自身の法廷で救済を受ける道もなかったのだから全く無防備と言って良かった」 ---------------------------------------------- 「(さらに問題を複雑化しているのが)韓国人の態度で、こういう事を全て『日本当局の不正』と信じ、そうしか主張しないのである。例えば日本人鉄道工事請負人による土地の占有や韓国人労務者の雇用に関する紛争や苦情を見てみよう。これらの企業やその従業員は、土地代金や労賃の支払いを土地の所有者や労務者本人でなく韓国政府やその官僚に対して行い、それによって支払いを受ける資格のある人に支払額が公平に配分されたものと信じている。しかし実際には土地を収用された人物が弁償を受られず、労働の対価が支払われずに放置される場合が多数を占め、それで訴訟になるのであるが彼らは愚かにも『少なくとも話を聞いてくれる』日本当局を訴えようとし、敗訴して勝手に反日感情を募らせていくのである。この問題は結局、日本当局が支払った金が支払われるべき人に支払われるまで監督する事でしか解決されない筈である。」 ---------------------------------------------- 「また日本はソウル近辺に純粋に軍事技術的見地より土地収用計画を立てて当該地に旗や杭を立てているが、それが本当にそのまま実行されるとしたら3ないし4平方マイルにも及ぶ、千百戸以上もの家屋を含むといわれている地域をも含む広大な土地が奪い取られる事になるだろう。もし軍当局が仮にもその計画を実行に移し、庶民にとって盗賊に過ぎない彼ら自身の政府に補償を得させようとするなら最高の不正義を託つ事になるであろう」 ---------------------------------------------- 結局、こういった『(通商条約のせいで日本人にしか取り締まれない)不良日本人』の暗躍に歯止めが掛かったのは、日露戦争によって朝鮮半島における日本の覇権が確立した後だった。 伊藤博文が初代総監として就任すると、新設されたばかりの統監府は捕盗庁を廃止し、文民警官で構成される地方警察へと置き換え始めた。彼らは概ね公平で融和的であり、しかもその数が増加するにつれて過酷で専横な振る舞いにより悪評を買っていた憲兵隊の駐留規模が縮小されていったのでそれなりに好評で迎えられた。 問題はそれとバーターで引き受けさせられた税収の押収である。 ---------------------------------------------- 韓国統監府の土木事業 『朝鮮の悲劇(F.A.マッケンジー)』 ---------------------------------------------- 「日本はその統治の最初の段階においては、軍隊を各地の要点から要点へ容易かつ迅速に移動させる事を念頭に置いていた。釜山からソウルまでの鉄道は既に敷設を終えていたが、さらにソウルから義州に至る鉄道の完成を急いでいた。これが完成すれば日本軍の大部隊を日本本国から満州国境地帯まで36時間で移動させられる様になる。1千万円の借款が韓国税関を担保として調達され、そのうち150万円が主要港湾もしくは主要鉄道中心点と主なる地方を連結する四大幹線(鎮南浦-平壌間、木浦-光州間、群山-全州間、大邸-慶州間)建設の為に当てられたが、それだけでは到底足りず残りは特別地方税でまかなわれた。さらにソウルから東海岸の元山に至る鉄道の建設が平行して進められ、完成間近となっていた」 * この幹線が存在しなければ後の時代における朝鮮半島の飛躍的発展もなかっただろう。しかし当時は日本人にも韓国人にも「国が豊かになる為に地域産業を振興させなければならない」という使命感は芽生えてなかった。当時の朝鮮半島では内陸旅行や荷物輸送の手段として馬に載ったり駄馬に積んだりする方法しか知られてなかったが、それは「車輪付の乗物の通行を一切拒絶する」古くて狭くて急勾配の道路しか存在してなかったからである。「これが産業育成を阻んでいる」と気づくには海外留学の必要があり、それを率先して唱えた人々は後になって悉く「親日派」等のレッテル貼りを受ける事になった。彼らを弾劾し続ける以上、「韓国の発展のために新たに現実的な国家計画が必要だ」という発想が再び生まれてくる事はない。 ----------------------------------------- 朝鮮半島住民にとっての課題が「親日派か、時代の流れに逆らう因循派か」に集約されてくるのはこの頃からで、その課題は韓国に引き続き継承される事になった。この問題の解決がいかに難しいかは、解放後「親日派も時代の流れに逆らう因循派も両方粛清する」という荒療治を試みた北朝鮮において「戦前うまくいっていたシステムが次々と機能しなくなっていく」という惨禍に遭遇した事を見ても明らかである。また「朝鮮総督府の支配に信じられない程長期間抵抗を続けた」という意味で以下の様な者達を英雄として崇拝しなければならなくなる。 ----------------------------------------- 無謀な搾取をする不良舎音の大整理 全鮮約三万三千人中から 適当か否かを当局で調査を急ぐ 京城日報 1934.4.20(昭和9) ----------------------------------------- 農村の癌的存在とされている舎音(徴税請負人)について本府では、届出を機会に不良舎音の大整理を行う方針のもとに各道に調査せしめ、不適当と認める者は廃業を命ずることとなった、農林局の調査によると全鮮の舎音は京鉄道の七千五百十九名を筆頭に三万三千百九十名に及び、その大部分は農村に於ける中間搾取者として小作人から無謀な搾取をなしているもので、この届出方針に対し戦々恟々としているが、現在の舎音は旧慣による不良が多いのでその大部分は更新されるものと見られている。 ------------------------------------------ 韓国人はそろそろ「戦前の捉え方」全体の見直しに入った方が良いのではないか。
by 699yabuhebi
| 2006-12-23 13:23
| 近現代史
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